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第1章 許されぬ恋

私は焦ってたのか、信号が青から赤にかわるのを見ずに渡った矢先だった。

目の前に大きな物体が、（何だろう）と思いながら、うっすら目を開けた。

すると、車から一人の男の人が血相かいて出てきた。

そのまま私は、遠い暗闇に入っていった。

その血相かいて出てきた男の人こそ会いたかった彼だと知らずに……… 声だけが聞こえていた。