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鏡の中から…
第8章 始まり


夏海は雅龍に部屋に置いてきた現金の封筒を取りに行ってくれと…頼んだ

雅龍は立ち上がると、離れへ向かい

夏海の頼まれものを取りに向かった

雅龍がいなくなると、夏海は…

「私、雅龍を夫に向かえたから!」

と家族に告げた

神楽のしきたり

神楽の定め

そんなものに…囚われて…

もんなものを守って…

神楽は…存在している

母 香住は…

「お前は…不本意な事は絶対に認めない
納得して選んだのでしよ?」

と、確認した

解っていても…

人でない雅龍を選ぶと言う大変さは…

昔と今とでは…

大きく違う

「ええ。私は納得して雅龍を撰んだの」

堂々と臆する事なく

夏海は、家族に告げた



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