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鏡の中から…
第11章 母になる
雅龍の両親は…
飛鳥井へ挨拶に行き…帰ると告げた
香住は、お婆様と二人で雅龍の両親を飛鳥井へ送ると言い
帰宅を告げた
黄龍は夏海に「また逢おう」と言葉にした
白龍も夏海に「また逢える日を楽してます」と告げた
また逢う日には…
夏海は…人でなく…
魔界へ渡る
愛する人がいても…不安だろう
ましてや…我が子と別れて…
永遠に逢えぬ旅に出る
夏海を想えば…
胸が痛み出す
我が子が…選んだ道を…
親として守るつもりだった
何としてでも…守り通す
覚悟の瞳を雅龍へ送り
両親は帰って行った
夏海の母とお婆様も一緒に帰って行った