この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
鏡の中から…
第5章 伴侶の儀式
「私はか弱い女子高生なのよぉ!」
夏海が槍を振り回し…叫ぶ
雅龍は…どこが…と思いつつ
腕力で獣を片付け、魔物を焼き払った
かなり、奥へと進む頃には…
辺りは日が暮れ…暗くなった
二人は…獣に気を付け、岩場の陰に隠れ
火を起こし、暖を取った
「寒くはないか?」
「寒いわよ」
夏海は震えながら答えた
雅龍は自分の膝の上に…夏海を抱き上げた
「ちょっ…重いって…」
軽々と持ち上げられ…膝の上に乗せられる
夏海は…
頬を真っ赤にして…
「ありがとう…」と呟いた
雅龍は、愛しさが込み上げ…
夏海の背中を撫でてやった