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いきたい
第2章 出会いは突然
いつものように、人が行き交う場所で誘ってるような服装の私はそこにつったって携帯を眺める。
「ねぇ、君いくら?」
「5万」
「高いなぁ、もう少しやすくできない?」
「無理な相談だね、他の女に行きな」
そんなやりとりばかりして、今日の午前中は丸つぶれだった。
ひとりでも多くヤれば、塵も積もればなんとやらかもしれないけど
安く自分を売るのはできなかった。
でも、5万だってきっと安い。
・・それでも、キリのいい数字のが食いつきやすいってどこかで聞いたから。