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エンブレム──奴隷契約編
第4章 契約
「はいご主人様……」
麻美はスッと田島の前に立つと、ブレザーとネクタイを脱ぎ捨てワイシャツのボタンに手をかけた。
さすがにこれには圭介も黙っていられなかった。
「麻美、もういい。やめてくれ……」
その泣きながらの言葉に麻美は一度手の動きを止めた。
麻美は迷った。
このまま田島の言いなりになって良いのだろうか、それとも圭介を犠牲にしてでも自分のプライドを守るべきかと。
狡猾な田島はそんな麻美の迷いを見透かしていた。
「どうした圭介、やめてほしいか?俺はやめても構わんのだぞ」
「くっ……」
情けない事に圭介は言い返す事ができなかった。
甲子園出場最後のチャンスをどうしても捨てたくなかった。
これを見て麻美は再びゆっくりと手を動かし始めた。
一つ、二つ、三つ───
ボタンが一つ外れていくたびに、麻美の白い肌と胸の谷間、そして純白の下着が田島の前に露になっていった。