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Lots of things
第9章 First…
「出たよ…いいお湯だった」
「ほんと?
あれね、お母さんが箱根に行ったときに買ってきた
温泉の素でね
私もすっごいあれお気に入りなの!」
「やっぱり?
いいにおいだし、色も綺麗だったし」
「あれね、肩こりとかにも効くんだよ!」
「俺はおじいちゃんかよ~」
「あはは!」
こうして他愛の無い話をすれば、さっき風呂場で考えていた
ことも段々ちっぽけにも思えてくる
「さて、時間も遅いし髪乾かしてから…2階においでよ」
「わかった…」
彼女は自分の部屋へと向かって行った
俺は洗面台の髪を乾かしながら自分の顔の確認をして
彼女が用意してくれていた歯ブラシを使って何度も何度も
歯を磨いた