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第13章 Affair

そんな私を見て彼はさっきよりも強く抱きしめてくれた




「いいんですよ…泣いても」


「すいません…すごく嬉しいのに…
なんでなんでしょうね…」




「あなたは、きっと愛されたいという気持ちが
強いから…

僕はあなたをとても愛していますよ
だからこの時だけでも、愛されているんだと
感じてほしいです」



「もちろん、感じています
全身で


だけど…なんでなんでしょうね…」



「そうですね
僕達は結ばれることのない関係だからですかね」



「そうですよね…わかってます」





私は彼の腕にしがみついた



自宅に戻ったら…母に戻ります、主婦に戻ります





だからどうかこの時だけは…