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捨て犬
第13章 聞かないで
唇をはなして
エミを見つめると

相変わらず
視線を外すエミの唇が

濡れていた


ちょっと酔ったせいか
さっきまで
言いにくかった言葉が
スルスルと飛び出す


「舐めてい?」


「え?」



「エミの唇

濡れててうまそう……舐めたい」



「うまそう?」



「クスッ…うん、うまそう」



もう一度
ビールを少し含んで
エミに顔を近づけると

エミは
ちゃんと自分で顔の角度を変えて

そしてまた
喉を鳴らした


なんか

幸せ



「なぁ、エミ?
キス…したい?」


少し
トロンとした目を泳がせ
エミはうつむいてしまった

でも
嫌って感じじゃなく
照れてる感じ

多分
拒絶してるわけじゃない


「俺は・・したいけど」


もう一度ビールを含んで
エミを見つめると


「カズマ…もう
酔っちゃうから…」

って、エミは少し俺の胸を押した

それでも
エミに顔を近づけ


「も、もう…カズ…んんっ…ゴクッ…」

ビールを流し込んで
エミの唇をひと舐めして
俺は
チュッと音の出るキスをした


やべぇ
楽しい


特に
何も話さないけど


それでも
俺は
超楽しかった



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