この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
捨て犬
第17章 もっと・・近くに

煙草を吸い終わると
それを待っていたかのように
エミが振り向き
俺に抱きついた


「ん?どした…エミ…」


優しくつぶやきながら
エミを抱きしめて
髪をなでると
エミはもっと俺にすがりついた


「もっと…カズマ…」


甘えてんな

そう思って
俺はもっと力を込めて
エミを抱きしめ
軽いキスをしてやる


「もっと…」


「もっと?」


「ん……もっと」


「いいよ」


好きなだけ
してやるよ

エミが
それで落ち着くなら



こんな風に
甘えてくるエミを見てると
俺は間違ってたのかな・・と思う


『エミを救ってやらなきゃ』
なんて思ってたけど

まずは
エミが心穏やかでいられるなら
それでいいのかな・・。


そしていつか

俺の前だけでもいいから
笑えるようになることが一番大事で

その先のことは
その時に
考えればいーんじゃないかって。




その時ってのは




エミが

俺を




愛してくれた時

なんだけどさ……

/320ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ