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捨て犬
第17章 もっと・・近くに
エミが落ち着くと
俺達は
どちらともなく
布団の中で抱きしめ合い
ぴったりと寄り添った
「せっかく近くにいたのに
離れちゃったな・・」
「・・うん・・」
「寂しくないか?」
「うん」
「うん」って言ったくせに
エミはもっと
俺に隙間なく寄り添った
「なんで近くにって言ったんだ?」
「触れてる面積を
多くしたかった・・」
え・・
なんだよそれ
エッチ
したかったんじゃねーの?(苦笑)
ま、でも
エミの
その気持ち分かるよ
ちょっと触れると
もっと触れたくて
抱きしめたくなって
抱きしめると
もっともっと密着したくなって
素肌に触れたくて…
なんだろな
なんか
落ち着くんだよな
くっついてると
あ~・・・
今日はゆっくり眠れそうだ
俺
めっちゃ心が
気持ちいい
硬くなっていた心が
ふわっと軽くなった感じで
もう
寝ちゃいそうだよ
まだ裸なのに・・・
いっかな
裸でも・・
もうこのまま
眠って・・・・
・・・・
・・