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捨て犬
第20章 涙出てきちゃいました
それから急いで
売り場へ戻り
俺は
店の外で
ケーキを売った

外はすごく寒くて
時々運んでくれる
あったかい飲み物がなかったら
死にそうだった


「カズマくん、はいコーヒー。
寒いでしょ~?大丈夫?」


あ、おばさんだ。


「カズマくん
よかったわねぇ」


「え?」


「さっき
楽しそうに
笑ってたわよねぇ…
エミちゃん」


「あ・・・はい」

おばさんも
エミが笑わねーこと
やっぱ
気になってたのか


「おばさんねぇ
カズマ君のことはね
息子みたいに思ってるのよ?
だから、ひとりで
なんでも頑張らないで
困ったことがあったら
相談しなさいよ?

わかった?」


え…


「・・・はい
あ、ありがとうございます
・・・ほんとにあの・」


「すみません、これひとつ下さーい」


「あ、いらっしゃいませ!
ありがとうございます!」


「じゃ、これ
ぜ~んぶ売るまで
頑張ってね!!」


「はい!」




ひとりじゃ
ね~んだなって

久々に感じたよ


本当に
ありがとう

おばさん


客が来てくれて
ちょうど良かった
あのままだったら

また泣いてたかもしれねぇから

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