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捨て犬
第21章 さわんなっ!!
萩原とエミが
話してるとこなんか
見たくもねぇ


俺は
財布と携帯を握って
振り向きもしないで
玄関から飛び出していた


分かってるよ

まだ
何も聞いてねぇ


エミが
説明下手だから
なかなか話せないのも
分かってる


俺が
イライラしてるから
怖くて
しゃべれないのも
分かってるよ


全部分かってるけど
耐えられなかったんだ



もうやだよ・・こんなの


凍りつきそうな空気の中
あてもなく歩いたあと
俺は
近所の公園のベンチに座った


あ、そうだ


こんな時に
俺は
買ったばかりの
ネックレスの袋を
家に置きっぱなしで
来てしまったことに気付いた


エミの笑顔が
見たかったな・・


プレゼント
渡した時の笑顔
それが
見たかったのに。


また
白い歯を見せて笑うとこ
見たかったよ、俺



あれ・・

ひとりって
寂しいな

ずっとひとりだったから
慣れてるはずなのに
・・すげぇ寂しい


やっぱエミに
会いてぇな・・・・



エミに


会いたいよ、俺
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