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捨て犬
第22章 ここが・・・好き(最終章)
風呂を出てから
エミを前に座らせ
タバコを一本吸い
それから俺は
プレゼントの袋を
エミに渡した
「エミが今日くれたから
俺も今日渡すよ。
はい、メリークリスマス。
エミ、開けて?」
「うん!」
前に座ってるから
エミは向こうむいてて
顔は見えなかった。
失敗したな
エミの笑顔が
見たかったのに(苦笑)
何やってんだ、俺。
丁寧にリボンをほどいて
綺麗に包みをとり
とにかくエミは
大事そうに
プレゼントの箱を開けた
「・・・わぁ・・」
よしっ!
喜んでる!
「ありがとう・・カズマ
とっても綺麗・・」
「つけてやろうか?」
「うん・・」
「髪、もってて」
エミは
髪を束ねて持ち
俺は
ネックレスを
エミにかけて
首のうしろで
留め金をとめてやった
「できたよ、エミ」
と声をかけると
エミは
ペンダントトップを
さわりながら振り向いて
俺に顔を見せてくれた
その時エミは
上目づかいで
ちょっとだけ
白い歯を見せながら
すごく
やわらかな表情で
俺にこう言ったんだ
「幸せ・・・」って。
エミを前に座らせ
タバコを一本吸い
それから俺は
プレゼントの袋を
エミに渡した
「エミが今日くれたから
俺も今日渡すよ。
はい、メリークリスマス。
エミ、開けて?」
「うん!」
前に座ってるから
エミは向こうむいてて
顔は見えなかった。
失敗したな
エミの笑顔が
見たかったのに(苦笑)
何やってんだ、俺。
丁寧にリボンをほどいて
綺麗に包みをとり
とにかくエミは
大事そうに
プレゼントの箱を開けた
「・・・わぁ・・」
よしっ!
喜んでる!
「ありがとう・・カズマ
とっても綺麗・・」
「つけてやろうか?」
「うん・・」
「髪、もってて」
エミは
髪を束ねて持ち
俺は
ネックレスを
エミにかけて
首のうしろで
留め金をとめてやった
「できたよ、エミ」
と声をかけると
エミは
ペンダントトップを
さわりながら振り向いて
俺に顔を見せてくれた
その時エミは
上目づかいで
ちょっとだけ
白い歯を見せながら
すごく
やわらかな表情で
俺にこう言ったんだ
「幸せ・・・」って。