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掌の官能小説
第14章 だって、好きだから!
何事もなく、結婚式は終わったのだった。
結婚式の二次会に佐山は誘われたが、そんな気にもなれずに帰宅した。
帰宅して何本かビールを飲んでも酔いが回らなかった。
部屋にある美春のパジャマを手に取り美春の匂いを嗅いでみると、自然に涙が流れ出していた。
ここ数ヶ月は幸せだった。
もうときめく事もないと思っていたが、美春が突然目の前に現れたのだ。
美春との思い出が次々と頭の中を駆け巡り、もっと若ければ…そしたら美春を手離さなくて済んだはずなのに…
そんな事を思いながら美春のパジャマを握り締めながら眠りについた。
「もう、寝ちゃった?部長?私のパジャマ…握り締めて…」
佐山の頭を撫でながらそっとキスをした。
朝、目を覚ました佐山は驚いていた。
隣に美春がいたからだ。
「美春?」
「ふふふ。おはよう。」
「な…なぜ?結婚したんじゃ?」
「私、部長が好きなの。部長と一緒にいたいから。今まで通りに来たいの。」
「そ…そんな、だめだよ?」
「私を嫌い?」
「嫌いじゃないよ。だけど…」
「じゃあ、好き?」
「好きだけど…結婚したのに?」
「お願い。一緒にいたいの。部長が私を嫌いになるまで傍にいさせて。」
美春は佐山に覆い被さりキスをした。
「部長の赤ちゃんを産みたいの。育てたいの。」
そう言い、美春は毎日のように佐山の部屋に来ていて、赤ちゃんが出来てからも通っていた。
「パパよ、あなたの本当のパパ。」
佐山にそっくりな男の子を優しく美春は見つめていた。
今夜も雌猫が佐山の部屋で鳴いている。
結婚式の二次会に佐山は誘われたが、そんな気にもなれずに帰宅した。
帰宅して何本かビールを飲んでも酔いが回らなかった。
部屋にある美春のパジャマを手に取り美春の匂いを嗅いでみると、自然に涙が流れ出していた。
ここ数ヶ月は幸せだった。
もうときめく事もないと思っていたが、美春が突然目の前に現れたのだ。
美春との思い出が次々と頭の中を駆け巡り、もっと若ければ…そしたら美春を手離さなくて済んだはずなのに…
そんな事を思いながら美春のパジャマを握り締めながら眠りについた。
「もう、寝ちゃった?部長?私のパジャマ…握り締めて…」
佐山の頭を撫でながらそっとキスをした。
朝、目を覚ました佐山は驚いていた。
隣に美春がいたからだ。
「美春?」
「ふふふ。おはよう。」
「な…なぜ?結婚したんじゃ?」
「私、部長が好きなの。部長と一緒にいたいから。今まで通りに来たいの。」
「そ…そんな、だめだよ?」
「私を嫌い?」
「嫌いじゃないよ。だけど…」
「じゃあ、好き?」
「好きだけど…結婚したのに?」
「お願い。一緒にいたいの。部長が私を嫌いになるまで傍にいさせて。」
美春は佐山に覆い被さりキスをした。
「部長の赤ちゃんを産みたいの。育てたいの。」
そう言い、美春は毎日のように佐山の部屋に来ていて、赤ちゃんが出来てからも通っていた。
「パパよ、あなたの本当のパパ。」
佐山にそっくりな男の子を優しく美春は見つめていた。
今夜も雌猫が佐山の部屋で鳴いている。