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歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第15章 Mission.1 ~ 捕縛せよ

「う…」
ミレイは腕に力をこめる。
それでも男の力には勝てない…。
「弱ぇから…好きでもない男に いいようにいたぶられるんだろうが」
「……!」
「どうせ俺だけじゃない。とっくにスミヤにも抱かれてんじゃねぇの?」
「な…ッ」
「──…その顔…っ、図星かよ」
ハルトはすぐに手錠をかけようとせず
焦らして遊んでいる。
逃れようとするミレイを見て楽しんでいるのだ。
「弱いなら弱いなりに…──強者に服従しろ」
「……っ」
「…逆らう馬鹿には、おしおきな」
そう囁いて、彼はミレイの唇にキスをした。
周囲の視線がある中で──重ねられた唇。
それは愛情を伝える手段ではない。
言うならば自分の持ち物に名前を書く感覚で…、お前は俺より格下なのだと思い知らすための手段だ。
「なんで…!!」
怒りと恥ずかしさで顔を赤くしたミレイ。

