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第15章 Mission.１ ～ 捕縛せよ

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「…ﾊｧっﾊｧっ…」


“ ここまで来れば大丈夫かな…？ ”


中央図書館の方向へ逃げたミレイは、後ろを振り返って確認した。


ハルトは追ってきていない。

それでも安心できないので、右を左を、前を後ろをぐるぐると見回した。



----ﾋﾟﾋﾟ、50分経過


耳に取り付けた無線が、時間の経過を伝えてくる。


「ﾊｧ…嘘でしょっ…。もうすぐ半分…」


まだ何の成果も出ていないのに…。

二時間の制限時間はやはり短かった。

そもそもこの広い学園で、ハルトに巡り会う時点で運がない。

おかげで時間を無駄にした。