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歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第21章 兄弟喧嘩

口付けの合間の僅かな隙間で、カルロの低音が囁かれる。
「…その顔…、とっくに毒の餌食か…」
「ん、ふ‥─ぅ」
「…っ、ハァ…俺の……持ってみろ」
「……!!」
彼にしがみついていた右手が剥ぎ取られ、促されるまま下半身へ──。
指に当たったソレに、ミレイは目を見開いた。
“ これ……カルロさんの…… ”
それとわかった瞬間、手を引っ込めるのが普通だろう…。
だが今の彼女は、普通の反応をするにはあまりにも酷な状態だった。
「…ん‥// ‥ハァ…、…ハァ、アっ」
「……ク、…。それでいい…」
恥ずかしくて、恐ろしい。それなのに手を引けないミレイ。
まだ十分な堅さのない彼の陰幹が小さく脈打つのを感じ、否定できないくらいに胸が高鳴った。

