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歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第21章 兄弟喧嘩

彼女はカルロの胸に頬をつけ、必死に声を抑える。
「…ぅ…// ア…!」
カルロさんの胸…
カルロさんの匂い…
そして…カルロさんの、大きな…──
ギュッ...
“ こんなに近いのに、わたしは今…ハルトくんを自分の中に受け入れている…!”
「おい」
「…ハァっ…ハァっ──カルロ、さん…!!」
「あまり強く握るな…」
「…っ…ごめ…なさい…// ──…ぁ!」
「……謝るだけ?」
カルロはその顔に黒笑を浮かべる。
ハルトに滅茶苦茶にされている彼女を、助ける気など一ミリもない。
「手でできないなら、口を使え…」
「…!? ぁ、‥っ、ぁ‥!」
「──…早くしなよ」
「…!!」
そして、次の行為へと…ミレイを無慈悲に促した。
「できないとは言わせない…」
「カルロさん…// そんなっ!…っ…い、ま…!?」
「当たり前だ」
ミレイの顎を下からすくい、顔を近付ける。
「嫌じゃないんだろう?あんたそういう顔してる」
「…わたし…そん、な…//……んっ」
「諦めな…」
彼はすぐに顔を離して、ミレイの両肩を下へと押した。
ミレイは全身から汗が吹き出すのを感じながら、ゆっくりと頭を下げていった。

