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歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第25章 書庫

「‥アっ…アっ、‥ぅぅ‥//‥‥ハ、ァんっ‥」
声を漏らす彼女を見詰める彼の目──
いったいそこに、どんな感情がこもっているのか。
どんな想いで、彼はミレイと繋がっているのか。
やはりそれも…わからずじまいだ。
それでも
“ カルロさんを好きになったのは…わたし ”
これが愛情なのかわからなくても、馬鹿みたいに喜んでいるのは…わたし。
「ハァっハァっ‥‥ッ─‥あ、ああ‥」
このまま彼に全て奪われたら
身体と命──全てを託せたら、幸せかもしれない。
そんなふうにも思ってしまったわたしは…
ああ、わたしも、おかしくなっているのかな。
グチュ....グッ! グチュ...
「アっアっ‥‥ッ‥」
「……っ、ハァ」
「‥‥愛し て‥‥ます‥‥!!」
「……!!」
「…カルロさん…っ…にも、……ッアっ!‥ハァ‥‥、‥‥───たい‥」
「…フ…ッ─」
カルロは歯を喰い縛り
口の端で笑った。
激しく突き込みながら、彼女が一番乱れる場所を探して…狙う。
「…喋る余裕があるうちは……駄目だ」
「‥んあっ!‥アっ!アっ‥‥!! ハァっ‥、ん」
「もっと…続けて、壊してやる…──。
泣き叫んでも…っ…ハァ、やめないから」
ミレイの両手に指を絡めて
彼女の頭の横に、しっかりと押さえ付ける。
“ 今だけは……このまま ”
このままどうか
自分の正気が保てるように──。
怯える自身を隠すカルロは、荒々しくミレイを求めた。
彼女が流した新たな涙は、快楽の涙なのだと
そう…自分に思い込ませながら。
激しく、強く
殺さぬように──。
────……

