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君が泣かないためならば
第3章 は
「兄貴。僕が紗江子さんを送るから」
「おまえ、ちゃんと帰って来いよ?
送り狼になるなよ?」
「古っっ!いまどきそんな言い回ししないから!」
「いいんだよ!とにかく紗江子は俺の大事な同僚だからな!」
「はいはいはい。兄貴は明日香さんを送ればいいんだよ!
兄貴は逆に帰って来んなよ!
明日香さんをモノにするまで帰るなよ」
「うるせ・・・」
啓と司君の間で そんな会話がされている事は
頭の隅で聞こえていた。
それから私は啓にタクシーに乗せられた。
「明日香。家の説明できる?」
「できましぇん・・・・」
「ほら。しっかりして」
私の酔いは本物だったけど割と意識はしっかりしてた。
伊達にトシを食ってるわけじゃない。
伊達に飲み会の場数を踏んでるわけじゃない。
タクシーの中で軽く寝たら家につくころには
覚醒する自信はあった。
「おまえ、ちゃんと帰って来いよ?
送り狼になるなよ?」
「古っっ!いまどきそんな言い回ししないから!」
「いいんだよ!とにかく紗江子は俺の大事な同僚だからな!」
「はいはいはい。兄貴は明日香さんを送ればいいんだよ!
兄貴は逆に帰って来んなよ!
明日香さんをモノにするまで帰るなよ」
「うるせ・・・」
啓と司君の間で そんな会話がされている事は
頭の隅で聞こえていた。
それから私は啓にタクシーに乗せられた。
「明日香。家の説明できる?」
「できましぇん・・・・」
「ほら。しっかりして」
私の酔いは本物だったけど割と意識はしっかりしてた。
伊達にトシを食ってるわけじゃない。
伊達に飲み会の場数を踏んでるわけじゃない。
タクシーの中で軽く寝たら家につくころには
覚醒する自信はあった。