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君が泣かないためならば
第4章 笑
「・・・はぁ?まだ啓とエッチしてないの?」
「うん」
「なに?あいつツカサの兄とは思えない」
「司君は紗江子ちゃんが食べちゃったんでしょ!」
「あ。そうか。でも明日香・・・大事にされてるのねぇ」
あけすけな会話に、丁度日本酒を持ってきた大将がため息をついた。
「あのさ、横浜ホールディングの秘書課と企画部の美女2人が、
酒飲みながら、恥ずかしげもなく卑猥な話してんじゃねーよ」
「今日入った、珍しい酒。これは俺のおごりな」
そう言いながら、大将も2人の間の椅子を引いた。
「明日香ちゃん、いつも一緒にいる優男と付き合いだしたんだろ?」
「優男!あっはっは。大将その通り!」
2人とも、啓がいないからってひどい・・・
「で?エッチしてないのか」
「そうなの!明日香ったらまだしてないのよ!」
って・・・私のことなんですけど!
大将、お客の話を盗み聞きしていいの?
少しふくれてお酒を一口飲む。美味しい。
そのとき、大将がいつになく優しい顔をして
「明日香、この酒美味いだろ?」
そう言いながら・・・ゆっくりと手の甲で私の頬をひとなでする。
「大将?」
「明日香。これ、感じる?」
ゆっくりとその手が顎にかかる。
「感じない」
酔ってはいるけど、正直に言うと
「だろ?」
なんて大将も大笑いする。
「うん」
「なに?あいつツカサの兄とは思えない」
「司君は紗江子ちゃんが食べちゃったんでしょ!」
「あ。そうか。でも明日香・・・大事にされてるのねぇ」
あけすけな会話に、丁度日本酒を持ってきた大将がため息をついた。
「あのさ、横浜ホールディングの秘書課と企画部の美女2人が、
酒飲みながら、恥ずかしげもなく卑猥な話してんじゃねーよ」
「今日入った、珍しい酒。これは俺のおごりな」
そう言いながら、大将も2人の間の椅子を引いた。
「明日香ちゃん、いつも一緒にいる優男と付き合いだしたんだろ?」
「優男!あっはっは。大将その通り!」
2人とも、啓がいないからってひどい・・・
「で?エッチしてないのか」
「そうなの!明日香ったらまだしてないのよ!」
って・・・私のことなんですけど!
大将、お客の話を盗み聞きしていいの?
少しふくれてお酒を一口飲む。美味しい。
そのとき、大将がいつになく優しい顔をして
「明日香、この酒美味いだろ?」
そう言いながら・・・ゆっくりと手の甲で私の頬をひとなでする。
「大将?」
「明日香。これ、感じる?」
ゆっくりとその手が顎にかかる。
「感じない」
酔ってはいるけど、正直に言うと
「だろ?」
なんて大将も大笑いする。