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雪の華~ Memories~【彼氏いない歴31年の私】
第3章 LessonⅢ 悪意ある噂
「もう、本当にあなたって、お人好しね。輝だって、今回のあなたに関する最悪な噂がどこから出たかってくらい大体察しはついてるんでしょ。私も今朝は、犯人の特定ができてないらしいって、当たり障りのないことしか敢えて言わなかったけどね。事を荒てて騒動になると、会社の体面そのものにも拘わってくるもの。迂闊なことは言えないから、会社も噂の出所は判らない、社員にも知らないふりをしろって言葉を濁してるけど、多分、上のお偉方は美奈子や岩田がやってるくらいのことは皆、承知してるんじゃない?」
「あの二人、どうやら付き合ってるようね。昨日、私が逢ったときも、そういうようなことを言ってたから」
「そうなの? ま、それで二人が日曜に一緒にいたってことも説明はつくわね。良いんじゃない、似た者同士で、まさにバカップルの典型みたいなものだから」
「あの二人、どうやら付き合ってるようね。昨日、私が逢ったときも、そういうようなことを言ってたから」
「そうなの? ま、それで二人が日曜に一緒にいたってことも説明はつくわね。良いんじゃない、似た者同士で、まさにバカップルの典型みたいなものだから」