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雪の華~ Memories~【彼氏いない歴31年の私】
第4章 LessonⅣ 忍ぶれど
 教会の中というのは、やはり他の場所とは違う独特の雰囲気がある。たとえ今は礼拝が行われることなく、賛美歌が響き渡ることなくても、その場に身を置くだけで何かここが神聖で特別な場所なのだと教えられるような―膚で感じられるようなものが漂っている。
 ここでは嘘や欺瞞は一切通用しない、そんな気がしてくるのが不思議だった。
 輝は灯りもない淡い闇が満たす厳粛な空間で、ひたすら聡を見つめた。
「ね、今度は聡さんのことを話して」
「俺のこと?」
 聡が眼を見開く。
「私はまだ聡さんについて何も知らない。だから、少しでも知りたいの、あなたのこと」
 聡はしばらく視線を宙に彷徨わせていた。急に彼のまなざしが遠くなったような気がするのは、私の考えすぎなの?
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