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雪の華~ Memories~【彼氏いない歴31年の私】
第6章 Last lesson Tomorrow~それぞれの明日
 どうやら、ケーキが焼き上がったようだ。有喜菜はオーブンから湯気の立つシフォンケーキを取り出した。
「そうだな」
 直輝は話を止め、出来上がったばかりのケーキを見つめている。
「そんな大きなケーキ、どうするんだ? 俺たちだけじゃ、食べきれないだろ」
「私たちのじゃないわよ、眞歩(まゆむ)ちゃんに届けるのよ」
「眞歩に?」
「昨日、紗英から電話があったの。私たちが選んで送ったバースデープレゼント、あの子が物凄く歓んでくれたって」
「そう、か。眞歩が歓んだのか」
 直輝の顔にホッとしたような表情が一瞬浮かんで消えた。一ヶ月前の日曜日、近くのデパートの玩具売り場に行き、別れた妻の育てている娘に誕生日のプレゼントを送ってきた。もちろん、眞歩を生んだ有喜菜も一緒に行った。
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