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雪の華~ Memories~【彼氏いない歴31年の私】
第2章 LessonⅡ 心ときめく記念日
ヘアメークが始まった。由佳里も輝も殆ど喋ることはなかった。元々、輝は誰とでも気軽にすぐ打ち解けられるほど社交家ではない。ましてや、人生三十一年めにして生まれて初めてのウエディングドレスを着る日とあっては、余計に初対面の相手と気軽に会話できるはずもなかった。
仕事柄、そういった反応には慣れているのだろう。由佳里は頓着する様子もなく、作業は順調に進んでいった。ヘアメークが終わり、最後はドレスの着付けになる。
「本間さんって、スタイル良いですよね」
由佳里は大手の美容室に所属していて、フリーというわけではない。ただ、そこの美容室とオーナーが提携を結んでいるため、撮影が決まると連絡して助っ人を頼むということらしい。
仕事柄、そういった反応には慣れているのだろう。由佳里は頓着する様子もなく、作業は順調に進んでいった。ヘアメークが終わり、最後はドレスの着付けになる。
「本間さんって、スタイル良いですよね」
由佳里は大手の美容室に所属していて、フリーというわけではない。ただ、そこの美容室とオーナーが提携を結んでいるため、撮影が決まると連絡して助っ人を頼むということらしい。