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雪の華~ Memories~【彼氏いない歴31年の私】
第3章 LessonⅢ 悪意ある噂
 よろめいた輝を咄嗟に脇から吉瀬が両手で支えてくれなければ、輝はそのまま無様に地面に転倒していただろう。
「私ったら、何てドジ。ごめんなさい」
 ショックから立ち直り、謝ろうとした輝は身を強ばらせた。何と、輝は吉瀬の逞しい腕にすっぽりと包み込まれていたのだ。
「あ、わ、私」
 自慢にもならないが、何しろ彼氏いない歴三十一年である。男性とキスを交わしたこともなければ、手をつないだ記憶もない。手を繋いだことがあるとすれば、小学校の運動会でダンス演技をしたときくらいのものだ。
 なので、こういう展開にはまったく免疫がないのである。吉瀬の両手は輝の細腰と背中にしっかりと回されていた。別に彼に他意はなく、むしろ吉瀬が抱き止めてくれたお陰で、輝は事なきを得たのだ。
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