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記憶をなくしたアリスに溺れて
第2章 アリスに教えてください
淫靡―。

天使みたいにあどけない顔をして、吸い付くほどキメの細かい肌は、傷一つなく柔らかな肉を纏っている。

清らかでけがれのない少女の外見。

しかも、名前がアリスだ。

なのに、その身体があまりに淫ら。

華奢な身体から、むちむちと大きく盛り上がった胸は、規格外。

男性ホルモンがあれば誰だって顔を埋めたくなるに違いない。

盛り上がった先端に、充血したように赤い乳輪。

桜色の小さな乳首が想像されたのに、色素が濃く大きな乳輪が、存在を主張するかのようにぷくりと膨らんでいる。

こんな身体、反則だ。

引き寄せられるように、両手で重たい乳を揉みしだいていた。

柔らかいのに、みちみちとした肉の弾力が押し返してくる。

「…あっ…」

アリスのぽってりとした唇から小さな声が漏れた。

自分の胸がなぶられる様を、長いまつげを伏せて見つめている。

胸が大きく上下して、呼吸がだいぶ早い。

「すげ…やらしい身体」

僕は、アリスの乳首の根元をつまみ、クリクリと転がしながら引っ張った。

「アアッ…アーッ…」

アリスは、大きな声をあげ、がくんと首を後ろに反らせた。

「可愛い声…乳首、立ってるよ…」

聞きながら、両手で同じ動作を繰り返す。

「ひぁっ…アッ…す…すごい…アッ…」

アリスは顔を戻し、僕の瞳を見て、たどたどしく話した。

「アッ…アアッ、クリクリされている所から…アアッ…身体の奥が…はぁっ…アッ…ビリビリします…ぅあっ…」

上気した顔で

「アリスを拾ってくれた人、…っあ、アリスに気持ちのいいことを…いっぱい教えて…くっ…アッ…くださいっ…」
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