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遅咲きのタンポポ
第12章 告白
走りながら、武井さんが口を開く。
「沙織ちゃん、車、好き?」
「…正直、よく分からないです。特に興味がないというか…荷物が多い時とか、あったら便利だな~ぐらいには思いますけど。私免許も持ってないし、特に必要性感じないので。」
「…じゃ、質問変えるね。車持ってない男ってどう思う?」
「別に…車必要としないんだろうなぁ、ぐらいですけど?あ、でも男の人なら免許は持ってて欲しいかな。自分が運転出来ないのもあるんですけど、いざという時に、レンタカーでも何でも、乗ることすらできない、っていうのは不便かな、とは思います。でも、普段使わないなら別に持ってなくても問題ないと思いますよ。税金とか、維持費もかかるものだし。それ以外何があるんですか?」
「…じゃ、男が軽自動車に乗ってるのはどう思う?」
「?別に、いいんじゃないですか?車って、移動手段ですし。その人の生活スタイルに即してるならそれで…」
なんでこんな質問されるんだろう?と頭が疑問符でいっぱいになる。
武井さんは更に続けた。
「じゃ、俺が次の車は軽にしようかと思ってる、 って言ったら、彼女としてどう思う?」
「別に…武井さんがいいならそれでいいんじゃないですか?私が買うわけじゃないし、私は乗せてもらう立場なので口を出す権利はないと思いますけど?」
武井さんは運転しながらだから、ずっと前を見ていたけど、信号が黄色から赤に変わり、すーっと減速して停まる。
「沙織ちゃん、車、好き?」
「…正直、よく分からないです。特に興味がないというか…荷物が多い時とか、あったら便利だな~ぐらいには思いますけど。私免許も持ってないし、特に必要性感じないので。」
「…じゃ、質問変えるね。車持ってない男ってどう思う?」
「別に…車必要としないんだろうなぁ、ぐらいですけど?あ、でも男の人なら免許は持ってて欲しいかな。自分が運転出来ないのもあるんですけど、いざという時に、レンタカーでも何でも、乗ることすらできない、っていうのは不便かな、とは思います。でも、普段使わないなら別に持ってなくても問題ないと思いますよ。税金とか、維持費もかかるものだし。それ以外何があるんですか?」
「…じゃ、男が軽自動車に乗ってるのはどう思う?」
「?別に、いいんじゃないですか?車って、移動手段ですし。その人の生活スタイルに即してるならそれで…」
なんでこんな質問されるんだろう?と頭が疑問符でいっぱいになる。
武井さんは更に続けた。
「じゃ、俺が次の車は軽にしようかと思ってる、 って言ったら、彼女としてどう思う?」
「別に…武井さんがいいならそれでいいんじゃないですか?私が買うわけじゃないし、私は乗せてもらう立場なので口を出す権利はないと思いますけど?」
武井さんは運転しながらだから、ずっと前を見ていたけど、信号が黄色から赤に変わり、すーっと減速して停まる。