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素直になれなくて
第9章 愛の行方
もう一度キスをすると、浅井はゆっくりと腰を動かした。
「あ……ダメだ……すぐにイッちゃいそうだ……」
「ん……あ……っ……ん……」
「悠里……手貸して……」
浅井は、悠里の手を握ると、激しく腰を動かして、悠里の奥を突き上げていく。
「あ……くっ……いく……ん……はっ……」
浅井は、悠里の奥で、欲望を吐き出した。悠里の中へ暖かい白濁の液が広がっていく。
「あ……悠里……」
肩で息をしながら、浅井は悠里の唇にキスをする。舌を絡ませるとゆっくりと唇を離し、またキスをした。
「悠里……悠里……」
名前を呼んでは、キスを繰り返した。
悠里も、優しく微笑み浅井を見つめた。
それから、何度も浅井は悠里を求めた。悠里は、何度も浅井を受け入れ、身体中に浅井の愛が染み込んでいくように感じた。
浅井も、悠里も、互いを求めた合いながら快楽の海に溺れていった。

「ん……あ……悠里……」
いつの間にか寝てしまっていた浅井は、自分の腕の中で眠る悠里を、優しく抱きしめた。
「悠里……」
おでこにキスをする。
「ん……浅井…」
「あ、起こしちゃったか。」
照れ臭そうに笑う悠里を、浅井は抱きしめる。
「身体……大丈夫か?」
「ん……たぶん?」
悠里は、寝返りを打とうするも、身体が動かない。
「ダメかも……」
「ほら……だからさ……これを毎日繰り返したら、悠里……壊れちゃうだろ?」
「ん。」
悠里は、浅井の首に腕を回した。
「ほら、そんな事して煽っちゃダメだから。」
浅井は、悠里にキスをすると、身体を起こした。
「大丈夫?」
「ん。」
「シャワー浴びようか。」
浅井は、優しく悠里を抱きかかえると、おでこにキスをしてバスルームに向かった。
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