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今から恋を始めよう
第2章 か
「で?どうする?」
もう答えは分かってるんだとばかりに
問いかける。
「吉野さんが転勤するまで、でいいんですよね」
「そう」
「そうしたらその画像は消していただけるんですよね?」
「約束だからね」
「そのあとは、たとえ社内で会っても、この話は持ち出さないでください」
「もちろん」
「分かりました」
そう決断したのは紛れもなく自分自身なのに。
それでもそんな決断をしたことにびっくりした。
そして、これでよかったのかと、後悔の気持ちが
胸に広がって、やっぱり、といい直そうと
顔を上げたところで目に入った吉野さんの顔は
よこしまな提案をした後だとは思えないような
爽やかな笑顔でびっくりした。
「うん・・・」
小さく「良かったよ」とつぶやいて
私の目をじっと見つめる。
「セフレと言っても、身体だけじゃいやだな」
もう答えは分かってるんだとばかりに
問いかける。
「吉野さんが転勤するまで、でいいんですよね」
「そう」
「そうしたらその画像は消していただけるんですよね?」
「約束だからね」
「そのあとは、たとえ社内で会っても、この話は持ち出さないでください」
「もちろん」
「分かりました」
そう決断したのは紛れもなく自分自身なのに。
それでもそんな決断をしたことにびっくりした。
そして、これでよかったのかと、後悔の気持ちが
胸に広がって、やっぱり、といい直そうと
顔を上げたところで目に入った吉野さんの顔は
よこしまな提案をした後だとは思えないような
爽やかな笑顔でびっくりした。
「うん・・・」
小さく「良かったよ」とつぶやいて
私の目をじっと見つめる。
「セフレと言っても、身体だけじゃいやだな」