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サイドストーリー5
第6章 今から恋を始めよう②
UKに来て以来、吉野さんがずっと仕事部屋に閉じこもって仕事をしていた。
数日ぶりに部屋から出てきたかと思ったら
小さい可愛いピアスをくれた。
「一緒に暮らすようになった記念」
いつものあの笑いをして。
手のひらに乗った小さいピアスは、私たちの恋人のスタート記念だ。
嬉しくなって両耳に付けた。
「ありがとう」
ちょっと泣きそうになって、そう言ったら
「いや~その大きさに作るの意外に大変だった」
なんていう。
これ・・・作ったの?
不思議そうな顔をしている私に、ニヤッと笑って。
「UKってさ?街中のセキュリティカメラの数が世界一だって知ってる?」
「はぁ?」
「420万台って言われてるんだよね。UKで暮らしてて、外出時に1回もカメラに映らないって日はないんだ」
「へぇ・・・」
「だから、そのピアスと連動させた」
「は?」
言ってる意味が分からないんですけどっ!
「そのピアスの近くのセキュリティカメラの映像を自動的に仕事部屋のいくつかのモニターに
送信されるようにUK中のカメラに登録した」
「登録って・・・それってハッキングって言うんじゃないの?」
「う~ん。まぁ専門用語ではそう言う言い方もあるね」
さらりと言うわね・・・
「私子供じゃないんですけど」
「子供じゃないから心配なんだ」
「・・・ロンドン警視庁とか大丈夫でしょうねっ!」
「そんなヘマするかよ」
無事にUKで暮らせますように。
私は願わずにはいられなかった。
END****
Thank You舞香☆
数日ぶりに部屋から出てきたかと思ったら
小さい可愛いピアスをくれた。
「一緒に暮らすようになった記念」
いつものあの笑いをして。
手のひらに乗った小さいピアスは、私たちの恋人のスタート記念だ。
嬉しくなって両耳に付けた。
「ありがとう」
ちょっと泣きそうになって、そう言ったら
「いや~その大きさに作るの意外に大変だった」
なんていう。
これ・・・作ったの?
不思議そうな顔をしている私に、ニヤッと笑って。
「UKってさ?街中のセキュリティカメラの数が世界一だって知ってる?」
「はぁ?」
「420万台って言われてるんだよね。UKで暮らしてて、外出時に1回もカメラに映らないって日はないんだ」
「へぇ・・・」
「だから、そのピアスと連動させた」
「は?」
言ってる意味が分からないんですけどっ!
「そのピアスの近くのセキュリティカメラの映像を自動的に仕事部屋のいくつかのモニターに
送信されるようにUK中のカメラに登録した」
「登録って・・・それってハッキングって言うんじゃないの?」
「う~ん。まぁ専門用語ではそう言う言い方もあるね」
さらりと言うわね・・・
「私子供じゃないんですけど」
「子供じゃないから心配なんだ」
「・・・ロンドン警視庁とか大丈夫でしょうねっ!」
「そんなヘマするかよ」
無事にUKで暮らせますように。
私は願わずにはいられなかった。
END****
Thank You舞香☆