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今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡
第7章 風邪なんてオレにうつしてさっさと治しちまえよ♡ver.渚
すると、
"もう一回、熱…"だなんて白々しい笑みを乗せた唇が得意げに迫って、またアタシの熱に蓋をした。
「……フ、んッ……ゥ…」
力が入らないカラダの力が余計に抜けて、アタシはもう彼にされるがままだ。
「なぁ…お前どこで覚えてきたんだよ、あんな顔」
「…ッ─」
意地悪く歪む唇と、そこから発せられる柔らかな声色のアンバランスさが彼の絶妙な色気を余計に際立たせていて本気で頭がクラクラする。
「なんでもきいてやるって言えば、生意気にさんざん焚きつけやがって……」
「ん…フ、っァ……」
──お願い…
「…誰に教えられたんだよ」
吐息が絡む距離でそんなこと言わないで…
「……、ン……」
「それが"他の誰か"なら相当ムカつくんだけど…」
でも、そんな彼の意地悪な言葉もキモチよくて…
「………オレって…言えよ」
もう…のぼせたままイっちゃいそう…
「………ッ─‼」
最後に耳元に落とされた深い囁きにカラダの中心をゾクリとした戦慄が駆け抜けた。ピンク色に染まった肌がピクンと跳ねて、下腹部の奥がぞわぞわとざわめき立つ。
「……ハ、ァ……ハァ…渚く、ん…」
そんなアタシを、下唇を甘く噛んで顎を捉えたままの彼の瞳が、上から射る様に真っ直ぐに見下ろして笑った。
「なにこんなんで軽くイってんの。エロっ……」
「ンン…ッ…ァ…」
その妖美な笑みにさえ、快楽の余韻にカラダが震えてしまう。
だけど…これ以上したら…