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今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡
第12章 ちーちゃんの夏休み♡partⅢ♡
痛くて…
どうしようもなくて…
こんな大事なことにやっと気がついたところで、今さらもうどうにもなんてならないのに。
だけどこのどうにもならないモノを、
やっぱりどうしてもどうにかしたくて、アタシは意を決して葵くんの顔を見上げる
と……
「大丈夫。今ちーちゃんが考えてることも全部知ってる」
「………!!」
なん…て…
「オレの好きな子は、相手の気持ちをいつでも考てくれる優しい子だって…」
そう…
「…ちゃんと知ってるから」
そんなことまで言ってくれちゃうものだから…
…アタシは優しく笑ってくれた彼の唇に、目を閉じながらそっと背伸びをした。