この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡
第14章 ちーちゃんの夏休み♡partⅤ♡
…──
「…もうここでいいだろ、ちゃんと部屋の前まで送ったかんな。飲んでんだから、外に出んなよ。鍵かけてさっさと大人しく寝ちまえ」
「はぃはぃ、なんなら一緒に寝てくれてもいいのよ~♡」
「…死ね」
「おやすみ坊や♡」
で、結局…
あれからどうしても首を縦に振らないコイツをどうしても渚さんに押し付けようと粘ったが…
『……悪いが願い下げだ。一足遅かったな』
ふたりの顔を合わせたところで結果的に渚さんの方からあっさり断られた。
しかも…
『…それで、どっちから頼まれた』
『………(渚さん?)』
『こっちに来てたのは偶然だろうが、お前を雅に差し向けたのは差し詰め葵か聖のどっちかだろ』
『ウフフッ♡なんのことかしら』
な……
『雅、瑠美とはどこで会った?』
『ハレイワの外れ…』
『ンフっ、ちゃんと偶然、よ♡』
『フン、ちゃんと…ね。わざわざノースでか。すげぇピンポイント。随分と出来すぎた偶然だな…。まぁ深くはいい、どうせ明日にはどっちも……な』
『やだ、サメの餌って、渚ったら♡こわーい』
マ…ジ………!?
いや、まさかとは思ったけど…
『…災難だったな、雅。オレはもう出るよ。せっかくだ、なんならこのまま瑠美に付き合ってやれ』
『はぁぁぁ!!?ふざけんッ……』
『…瑠美、ゆっくりしてけよ』
『まぁ、さっすが渚♡いいオトコは寛大ね♡わかってる~。なら、下のレストランと上のバーと…』
『…手配しとく』
『って、ちょっ…』
用意周到な身動き封じにメンタル攻撃…
比較的大人しくしてたからこんなもんで済んだんだろうけど
って───…
『……アイツらぁぁぁ~!!!!!』