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今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡
第15章 ちーちゃんの夏休み♡partⅥ♡
それから荒々しい呼吸と温い陶酔のさなか、血液が全身に送り出される音を聞いてると、それと共に彼の満足そうな声が耳に届けられる。
「…キモチいいね、ちーちゃん」
「は…ヒッ…ン、は…ぁ…」
ろくな返事もできずにただ切なげに彼の方を向くアタシに、顔を覗き込みながら満足そうに口許を歪める聖くん。
「ん?大丈夫。そんなの言わなくたって、そのだらしのない可愛い顔見れば、エスパーじゃなくても誰だってよーくわかるから…」
「ぅあぁ……ンっ……」
…だけど、
「だって、今日はずっと不完全燃焼だったでしょ?期待の渚くんとは中途半端、葵くんには絆すだけ絆されてそのまんま…
ま、雅には触らせてもやらなかったけど♪」
「あっ、ダ…メぇ…」
…まだ、休むことは赦されていないようだった。
なにせ弾けたばかりの赤い実を可愛がりいたぶり続ける手を、当たり前のようにまだ止めて貰えていないのだ。
「ひじ…り、ク…っ」
「…うん?」
それがヒクヒクと脈打ち痙攣するのを感じながら…
「イヤ…ダメっ、ダメ…」
「ダメなの?」
こんな風に赦しを乞おうとするのはただの建前なのかもしれない。
だって、昇りきったてっぺんの向う側へまた誘(イザナ)われるのだと思うだけで、腰がビクビクと暴れだしてしまうのをあっという間に自分の意思ではどうにもできなくなってしまう。
「アァッ、ゃっ…ぁ。これ以上は…」
そして口ほどにも、堪えるなんて力は…
「…したらどうなるの?」
「ひぁ……ぁ、あぁァ…───」
…もうどこにも入らなかった。