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今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡
第15章 ちーちゃんの夏休み♡partⅥ♡
無論それは、聖くんがアタシにつけたもので…
"ちーちゃんの白い肌に赤がよく映えてかわいいよ"
どこから見つけてきたのか、彼が持っていたサテンレースのリボンが指に巻かれている。
けっして複雑にきつく結ばれているわけでもないのに、完全に自由を奪うように後ろ手にされているわけでもないのに…
「…どうして取らないの?」
少し頑張れば外そうと思えば外せるそれを、アタシはここまで一度も解こうとはしなかった。
「ッ…─」
「言えない?」
それがどうしてなのかは、自分でもよくわからない。
ただきっと…
「そんな泣きそうな顔して…」
"お仕置きのシルシ…"
「まぁいいや、本当はちゃんとわかってるもんね」
彼のそんな言葉をアタシはどこかで…
「頭になくても心のどこかにオレに後ろめたいことがあるから、こんな自分の姿を…
…受け入れてるんだ、って♪」
─受け入れてるんだと…
「ッ…─ふ…ぅ!!」
「だから抵抗しないでこうして感じてるんだよ…」
「あっ…───」
ぐちゃぐちゃになかまで濡らされた耳の縁に痛みが走る。
顎が仰け反って、瞳に溜まっていた雫が弾けて、隠すものがなくなった秘裂がまた潤うのを感じてしまう。