この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡
第17章 ちーちゃんの夏休み♡partⅧ♡
これのどこが?お散歩?なんて無茶苦茶な。
どっからどう見てもお供の皆さんSPですよね。ボディーガードですよね!!
「お忙しい渚さまに代わって、お散歩ついでに葉山さまをここまでお送りしたまでのこと」
「………」
「ご安心ください。このくらいのおつかいは私にとって朝飯前です。それに彼らは警護のプロ。いかなる時もあらゆるものからお二人をお守りしますよ♪」ニコッ♪
「ははっ…」ニコッ♪
って、これのどこが安心できるかぁぁあ!!
もう不安しかないんですけど。
まさか魔王が自分の腹心を雅くんにつけてよこすなんて…
あっちが手を組んだのならこっちも、ってヤツなの!?
ねぇ、いったい絶対…
「…ところで葉山さま、これからいかが致しましょうか」
「あぁ、そうだな…」
ちょ…!!
色々と突っ込もうとしたタイミングで、これで完結♪とでもいうかのように、あんぐりするアタシを余所にオトコふたりが普通に会話を始めた。
いかがとは、これ以上なにをいかがする気なんだ。もう充分いかがしてると思うのはアタシだけなのか。
「そこの荷物を持ち帰って欲しい。それと、買った物は全部ホテル送りにするからその受け取りも頼む」
「かしこまりました。では、彼らはいかがに…」
「…それももういいだろ」
「はい、ではお二人を見送りましたら私たちは引き上げさせていただきますね」
「そうしてくれ」
「…だそうです」
「Yes,sir.」
えーと…