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他人の妻、親友の夫
第6章 超える一線
理依はうちに秘めたる焔のような情熱を一気に燃やし、それでいて相手と共に上り詰めようという気遣いを忘れない。
時に焦らしたり、恥じらったかと思えばとんでもなくはしたないことをしてのける。

じゃりっと擦れる恥毛の強い刺激に眉を歪めつつ、負けじと指を伸ばして彼女の秘唇に触れた。
その場所は柔らかい彼女の身体の中でも最も柔らかかった。

「あぁっ……」

そして驚くほどに潤っている。
いつも妻にしているように指を浅く挿れ、細かく弄り始めた。
そこは震えるように締め付け、歯のない生き物に咀嚼されているようだった。

「おまんこ……気持ちいいっ……」

あくまで浅い位置だけを擽っているとうわ言のようにそう呟き始める。
もっとこの人を狂わせたい……

妖しい気分に心が蝕まれた頃--

ガラ……

遠慮気味に部屋の引き戸が開けられた音が聞こえた。

『志歩と、彼女の旦那が来た……』

心臓が暴走したように高鳴る。
指は躊躇いで止まりかけていた。

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