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他人の妻、親友の夫
第6章 超える一線
前回とは訳が違う。
テントの夜ははじめてだったこともあり、戸惑いもあったが勢いというものもあった。
妻に言ったことはなかったが、昔、志歩と知り合う前にはどうでもいい女二人とダンサー仲間で相手を交換しながらセックスを見せあうという経験をしたこともあった。
全員の同意もあるし、という軽い気持ちがなかったわけではない。
だから相手の妻をイカせたし、自分も達してしまった。
しかし志歩に泣かれて本当に胸が痛かった。それに加え彼女が相手の夫に狂うほどイカされたのを視て、胸が張り裂けそうだった。
「ああっ!!」
突如大きな声で喘いだのは、理依ではなかった。
「志歩……」
彼の愛する妻は口許を片手で覆い、秋彦を押し退けようともがいていた。
顔しか視えないから気付かなかった。
既にこの二人も身体を絡めあっていたことに--
襖の向こうではどんな格好をしているのか、想像するだけで海晴の脳は熱く滾ってしまった。
テントの夜ははじめてだったこともあり、戸惑いもあったが勢いというものもあった。
妻に言ったことはなかったが、昔、志歩と知り合う前にはどうでもいい女二人とダンサー仲間で相手を交換しながらセックスを見せあうという経験をしたこともあった。
全員の同意もあるし、という軽い気持ちがなかったわけではない。
だから相手の妻をイカせたし、自分も達してしまった。
しかし志歩に泣かれて本当に胸が痛かった。それに加え彼女が相手の夫に狂うほどイカされたのを視て、胸が張り裂けそうだった。
「ああっ!!」
突如大きな声で喘いだのは、理依ではなかった。
「志歩……」
彼の愛する妻は口許を片手で覆い、秋彦を押し退けようともがいていた。
顔しか視えないから気付かなかった。
既にこの二人も身体を絡めあっていたことに--
襖の向こうではどんな格好をしているのか、想像するだけで海晴の脳は熱く滾ってしまった。