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他人の妻、親友の夫
第8章 視欲の目醒め
秋彦はその場から立ち去れなかった。
『視てはいけないものを視ているっ……』
その意識はあったが、視線は逸らせない。
扉に隠れるように縮こまり、乱れる母を見守り続けた。
男は下から乱暴に母を揺らし、その度に母は悦びで鳴いていた。
秋彦の胯間はおしっこをする以外ではじめて固く勃起していた。
真面目な彼は同級生たちが卑猥な話で盛り上がるのを白眼視してきたので、性の知識などほぼ皆無である。


『母さんっ……なんであんな奴なんかとっ……』

絶望の混じった興奮は余計に脳を刺激した。
次第に膝立ち出来なくなった母は男の上に崩れ落ちる。

「いっ……あぁぁあっ!!」

息子に視られているなど夢にも思っていないであろう彼女は、謳歌しきった声を上げて果てた。
男は何か少年の知らない言葉を言って笑うと、今度は女をうつ伏せに寝かせて腰だけを持ち上げる。

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