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他人の妻、親友の夫
第11章 享楽の果て
自分が追い詰めてしまっていたことは分かっている。
子供が欲しいと口に出したことはないが、秋彦は肌で感じていたに違いない。
勃起不全であることを責めたことなどもちろん一度もないが、彼を求めたことはプレッシャーを与えていた。

「ごめん、理依」
「謝らないで」

またこうして彼を追い詰めてしまう。

「愉しみましょう……ふたりで……」

泣きながら笑い、愛しい竿先にキスをした。
彼女の口の中で秋彦はどんどんとその勢いを増していく。
舌で圧してその固さを計り知った。

秋彦も唇で、舌で、愉しませてくれる。
割れた果肉は柔らかくこじ開けられ、内側まで味わってもらえた。
海晴とのセックスは確かに刺激的で肉体的に魅了された。けれども夫との交わりは心も蕩かせてくれる。

膨固したそれを喉まで使って愛撫する。
えづきそうになるのを堪えて涙が溢れた。
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