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他人の妻、親友の夫
第3章 嫉妬と憧憬
彼に嗜虐の趣味はなかった。
しかし妻が悦ぶなら厭わない。
いや、悦ぶ姿を見ることが海晴の悦びとなる。
志歩は白く艶かしい脚を何度も跳ねさせて床を蹴った。
下の階の住民に文句を言われるレベルだったが、幸い昼間は共働きのために留守だ。
それを知ってる二人は少し無遠慮になっていた。
暴れる脚を掴んだ海晴は程よく肉付きのある太ももに唇を寄せる。
立ち仕事が多いから、ふくらはぎや太ももは意外に張りがあって逞しい。
細い女があまり好きではない夫はたまにこの脚を誉めたが、志歩はコンプレックスがあるらしく、それを悦ばない。
不意にあの時の場面が脳裏をよぎる。首筋を噛む秋彦と、恍惚に耽る妻の顔。
海晴は迷わず志歩の太ももを噛んでいた。
柔らかい弾力には火照った熱さがある。経験したことのない感触だった。
志歩が叫ぶ声も彼の耳には届いていなかった。
しかし妻が悦ぶなら厭わない。
いや、悦ぶ姿を見ることが海晴の悦びとなる。
志歩は白く艶かしい脚を何度も跳ねさせて床を蹴った。
下の階の住民に文句を言われるレベルだったが、幸い昼間は共働きのために留守だ。
それを知ってる二人は少し無遠慮になっていた。
暴れる脚を掴んだ海晴は程よく肉付きのある太ももに唇を寄せる。
立ち仕事が多いから、ふくらはぎや太ももは意外に張りがあって逞しい。
細い女があまり好きではない夫はたまにこの脚を誉めたが、志歩はコンプレックスがあるらしく、それを悦ばない。
不意にあの時の場面が脳裏をよぎる。首筋を噛む秋彦と、恍惚に耽る妻の顔。
海晴は迷わず志歩の太ももを噛んでいた。
柔らかい弾力には火照った熱さがある。経験したことのない感触だった。
志歩が叫ぶ声も彼の耳には届いていなかった。