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社内恋愛のススメ
第1章 社内恋愛なんてしたくない
「じゃ遙、好きな人いないの?」
「今のところはね」
「同じ部署の井上君は?フリーだっていうし、イケメンじゃん?」
「いくらカッコよくてフリーでも同じ部署って時点でアウト。」
「そこ頑なだよね~。じゃ、向こうから来たとしてもダメなの?」
「近場で済まそうってのが見え見えじゃない。ナイナイ」
「好きな人とずっと一緒に居られるし、悪い虫がつかないように監視もできるし、いいと思うけどなぁ…」
「私は会社には仕事しにきてんの。男見に来てるわけじゃないから。」
「何それ。まるで私が男見に来てるみたいじゃない、その言い方。私は、仕事の合間に洋くんを見て癒されてるだけですぅ」
洋くんというのは今話している同期のカナちゃんの年下の彼氏。
カナちゃんは経理部、彼氏の洋くんは総務部にいて確か苗字は谷口くん。
総務部はフロアが違うから書類とか何かを持って行くときくらいしか接点がなくて、時々見かけるだけだけど、クリッとした目の仔犬みたいな男のコだ。
「今のところはね」
「同じ部署の井上君は?フリーだっていうし、イケメンじゃん?」
「いくらカッコよくてフリーでも同じ部署って時点でアウト。」
「そこ頑なだよね~。じゃ、向こうから来たとしてもダメなの?」
「近場で済まそうってのが見え見えじゃない。ナイナイ」
「好きな人とずっと一緒に居られるし、悪い虫がつかないように監視もできるし、いいと思うけどなぁ…」
「私は会社には仕事しにきてんの。男見に来てるわけじゃないから。」
「何それ。まるで私が男見に来てるみたいじゃない、その言い方。私は、仕事の合間に洋くんを見て癒されてるだけですぅ」
洋くんというのは今話している同期のカナちゃんの年下の彼氏。
カナちゃんは経理部、彼氏の洋くんは総務部にいて確か苗字は谷口くん。
総務部はフロアが違うから書類とか何かを持って行くときくらいしか接点がなくて、時々見かけるだけだけど、クリッとした目の仔犬みたいな男のコだ。