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社内恋愛のススメ
第6章 雨降って…………
「大崎さんと、ランチはよく行くの…?」
「まさか。アレはただの詫びだよ。俺のミスで、資料間違えて送っちまって、得意先が怒って電話掛けてきて、偶々その電話取った大崎が大目玉食らって、泣きそうな声で電話してきたからさ。流石に悪いと思って、迷惑掛けたから昼飯くらい奢るって話してただけだ。」
…そうだったんだ…
「…でも、北川さん、どうして私に何もしないの…?」
「へ?」
「キスも告白の時の1回だけだし、付き合って何度もお互いの部屋に上がってるのに、指一本触らないって、おかしくない…?私のこと、どう思ってるのかな、って不安にもなるよ…最初にパスタ作ってくれた時だって、週末なのに慌てて帰されたし。誰か、他の女の人がいるんじゃないか、って勘ぐっちゃって…」
北川さんは大きく目を見開いて、私を見ていたけど、
はぁっ、と大きく溜め息を吐いた。
「最初に、遙が納得するまで手は出さないって約束したろ。いいならいいって言えよ!俺がどんだけ我慢してると思ってんだ!」
我慢…?
「まさか。アレはただの詫びだよ。俺のミスで、資料間違えて送っちまって、得意先が怒って電話掛けてきて、偶々その電話取った大崎が大目玉食らって、泣きそうな声で電話してきたからさ。流石に悪いと思って、迷惑掛けたから昼飯くらい奢るって話してただけだ。」
…そうだったんだ…
「…でも、北川さん、どうして私に何もしないの…?」
「へ?」
「キスも告白の時の1回だけだし、付き合って何度もお互いの部屋に上がってるのに、指一本触らないって、おかしくない…?私のこと、どう思ってるのかな、って不安にもなるよ…最初にパスタ作ってくれた時だって、週末なのに慌てて帰されたし。誰か、他の女の人がいるんじゃないか、って勘ぐっちゃって…」
北川さんは大きく目を見開いて、私を見ていたけど、
はぁっ、と大きく溜め息を吐いた。
「最初に、遙が納得するまで手は出さないって約束したろ。いいならいいって言えよ!俺がどんだけ我慢してると思ってんだ!」
我慢…?