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その恋受け取ります
第4章 ちょっと慣れた?かな・・
「あ、早川さん、聞いてくださいよ。スマ送さんが私達とってもいい人だって」
たまたま通りかかったのが佳織でよかった、とばかりに声をかけ、
無理やり話の輪に加えた。
「そう?でもいい人って、ただの人、なんだよねぇ、男とか女とか、
じゃないのよね?どう?平野さん」
「えっ!そういう事言いますか?
オレはお二人とも女性としてイイ人だなぁって、思ってますけどね」
「あらぁ、そう?じゃあ今度一度、お酒でもご一緒しちゃおうかしらん、ね?岩倉!」
いつものように豪快に未和の肩を叩いて、佳織は大声で笑う。
それにつられて悠月も笑う。
2人を見ながら未和は思う。
私もこんなふうにさらっと冗談言ってかわせるようになれたらなぁ・・
生真面目、と年下に言われる理由が解った気がする、と
2人から遅れて薄ら笑いを浮かべた。