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俺が惚れた農家のおばさん 3
第11章 出発 〜前編〜
暫し余韻に浸った後、俺は彼女を抱き上げ近くのベンチに寝かす

『ちょっと待っててね…』

俺はトイレットペーパーと水を持って来ると彼女に飲ませ身体を洗う

『俺君、ごめんなぁ…』

まだ彼女の顔色は少し悪い

『気にしないで、少し休んでから行こ』

そういい俺は彼女に寄り添っていると

〜♪ 〜♪

俺の携帯に着信が入る
携帯を取り出すと大学からだ

『解りました…今から向かいます…』

5分程やり取りをした後電話を切る

『どうしたん?』

心配そうに俺の顔を見る彼女

『大至急学校に戻らなければいけなくなったんだ…ここからだと1時間位掛かるけど、都さん大丈夫?』

未だ顔色の良くない彼女

『往復して2〜3時間位やし寝て待ってるわ』

今の彼女の事を考えるとそれがベストだが2〜3時間も山の中に置き去りにするのは気が引け悩んでいると

『はよ、行ってき、うちは大丈夫やから…』

『解った…何かあったら連絡するんだよ』

俺はそう言うとバイクに跨がり急いで来た道を戻る

[さてと…一眠りしよっかな…]

俺を見送った後、背筋を伸ばし深呼吸すると彼女はそのまま横になった…

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