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君をこんなに愛してる
第2章 奪われた幸せ
絢人さんは優しくて誠実な人だけど
時々、ずるい……。
「卑怯だよ…」
そんなこと言われたら、わがまま言えなくなるじゃない。
「待っていてくれないのですか?それは…とても残念なのですが…」
「そういう意味じゃなくて」
「なら、僕の言うことを聞いてくれますか?」
「もう…っ」
だからずるいって言ってるのに…
「──…待って る」
結局わたしは説得された。
その後わたしはふくれっ面のままで…そんな顔のままで、絢人さんと薔薇の株を植えた。