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第4章 第4章 受付嬢・優花 【前編】

「さっきも言ったけど、中本さんってのは本当にやばいからね。他でもいろんな噂を聞くから」

「はい、気をつけます」

話を聞きながら、さらに優花はおにぎりを美味しそうに食べ続ける。


「もしさ、セクハラされても耐えられそうかい？　無理そうなら、中本さんみたいな人に、そもそも来てもらう事自体を遠慮しなきゃいけないけど…」

「んー、セクハラですか？　どうだろうなぁ。まぁ、内容によりますよね」

優花は眉間にしわを寄せ、少し考えるようにしながらおにぎりを食べ進め、おにぎり１個を完食しつつ、苦笑いしながら答えた。