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2人だけ、ヒミツの残業
第4章 第4章 受付嬢・優花 【前編】
「えっ、魚肉ソーセージですか? んー、どうしよう……」

優花は口元を隠しながら笑い、やや戸惑ったような顔をし続けている。


「せっかく買ってきたんだからさ、食べてよ」

半分くらいまで包装部分を剥くと、俺はその魚肉ソーセージを優花の口元へと、静かに、強引に、ゆっくりと運んだ。

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